うたかた日記

ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし  鴨長明『方丈記』

ドラマ

『麒麟がくる』第18回

朝倉義景ーー裏があるのかないのか、よく分からんキャラ登場。 ポジションが良くてするすると立身出世したイメージだけど、本人はもっと低い身分で(会社で言えば課長クラス)細かい指示とか出してる方が性分にあってたんだろうな。という感じのキャラでした…

『麒麟がくる』第17回

頭の固い男達は刃を交える道しか解決法を見いだせず自滅していき、頭を使う光秀だけが希望として逃された。先週から続くこの流れは山場のひとつだと思うのだけど、なぜか印象が薄い(高政、ナレ死だし)。そもそも戦いの意義が見いだせない、壮大な親子喧嘩…

『麒麟がくる』第16回

美濃を二分する戦になるかもしれない中、それぞれの思惑で迷走する美濃家中。 十兵衛(光秀)の高政に向ける冷ややかな目がこの先を語りすぎている。 でも最後の「敵は、高政さま!」が切ない。敵の大将でも呼び捨てできない、私怨ではない、それでも殺し合…

麒麟が来ない

『麒麟が来る』が今週から休止(コロナ禍とエリカ禍で撮影が滞ったため) 大河スペシャルをやってるけど番組表のタイトルが「麒麟が来るまでお待ちください」になってる、上手いな。

『麒麟がくる』第15回

織田と今川の争いにまきこまれる美濃は親子喧嘩でガタガタ。世襲会社の弱点を露呈しております。しわ寄せを喰うのはいつも中間管理職の光秀(十兵衛)。最大の戦犯である帰蝶は大局を見ずに策におぼれるタイプだったよう。がんばれ光秀。

『麒麟がくる』第14回

道三(利政)「信長の顔が見えたら遠慮はいらぬ。わしの肩を叩け」 予想外の三百の鉄砲隊(レンタル)に度肝を撃ち抜かれ(鉄砲隊だけに)軽く叩かれても気づかない道三。光秀(十兵衛)は「信長来とるっちゅーねん」とばかりにバシッ! 道三「ウッ!」 今回…

『麒麟がくる』第13回

1552年から1553年、どんどん行きますよ。なにしろ放送開始から遅れてるからね。 冒頭から落ち着かない光秀(十兵衛)は道三(利政)に直談判。「戦はしとうない。おだやかに美濃は出て行っていただく」「おだやかに?」嘘つき道三に疑惑の光秀。 余計なちょ…

『麒麟がくる』第12回

1551年。1528年生誕説をとるなら23才の、どう見ても一回り老けてる十兵衛。 さて、美しくありがたい将軍義輝さまに思いを巡らせつつ、なぜか突然嫁取りに乗り気になる十兵衛。明智家の仲良し義姉弟(光秀母と叔父)から話があったにしても煕子さんの肝が据わ…

『麒麟がくる』第11回

主君とその若君に翻弄される光秀(十兵衛)、今度は帰蝶と信長にまで便利に使われて不憫すぎる。光秀って結局最後まで有能な小役人のごとくズルイ上司に振り回され続けるんだろうな。そんな十兵衛を始めて労り評価し動いてくれた将軍義輝様。よかったね十兵…

『麒麟がくる』第10回

信長のねじれ具合がとてもよく分かる回。信長との将棋が唯一の楽しみな竹千代君(家康)をなぶるように突き放す信長。子供に鬱憤ぶつけるなよ。ホント、人質制度ってよくないなぁ。

Dlife終了

2020年3月31日をもってDlifeが放映終了。テレビはNHKとDlifeしか観てないのにあんまりだ。DがDisney由来ということすら知らなかった。Disney、いつもながら容赦ない……

Amazon Prime Video

月500円の会費でAmazonのお急ぎ便が使えたり、無料で映画やTV番組視聴、書籍も読めるサービス。他にも色々あるようだけど私はもっぱらPrime Videoを楽しんでいる。とはいえ最新作や人気作はしっかり有料になっているので万能感はないが、同じ作品を繰り返し…

『麒麟がくる』第9回

帰蝶の婚家はすれ違う舅と夫、アホな姑と義弟で不穏この上なし。それよりたまに見せる信長の氷点下まで冷え切った目が恐ろしい。帰蝶が嬉しそうに光秀(十兵衛)の話をしたときの目!不穏! 新キャラの煕子さん登場。これは脚本、いや演出がひどすぎる。男に…

『麒麟がくる』第8回

獲った魚で小商いする信長。新鮮。今回は「うつけ」の方向性が違うのか?若造の十兵衛は人を見る目はないようです。 帰蝶と駒のガールズトークはいつも十兵衛ネタで切ないばかり。どちらも十兵衛を待っているのにマザコン十兵衛は母の「国が一番大事」を受け…

『麒麟がくる』第7回

帰蝶と光秀(十兵衛)はお互いに気持ちがあったのか否か。あった派が多いと思うけど、今回はガンガンそっちでいくようです。 体調悪いし身内は信用できないしで気弱になった織田信秀は斉藤道三(利政)と手を結ぶ気に。とりあえず婚姻という信用&人質として…

『麒麟がくる』第6回

不思議な人だ、一緒にいたくなる人だ、歩き方が素敵だと万人を魅了する光秀(十兵衛)。今回は足利将軍陣営のハートまで一気に鷲摑み。 こんなに人望が篤く頭が良く納得できなければノーと言える日本人なのに、なんで最期はあんなことになるのかなぁぁぁぁ!…

『麒麟がくる』第5回

1548年秋。すでに一年の時がすぎています。 今週も言動が首尾一貫しない道三(利政)、こんな上司絶対イヤだ。 松永久秀、どこかでみたことあると思ったら『真田丸』の信長だった。一瞬出てきて「いい面構えじゃ」とひと言つぶやいてささーっと退場。そのま…

トルコ語

テレビからエルフ語(指輪物語の妖精族)が流れてきたのでなにかと思ったら『オスマン帝国外伝』というトルコドラマでした。トルコ語ってスルスルこぼれるような語調なんですね。 ちなみにこのドラマのサブタイトルは 〜愛と欲望のハレム〜。令和の時代にこ…

『麒麟がくる』第4回

竹千代(家康)登場。この可愛い子が後の豆狸に!? 人質にだされた子供の養育ってどうしてたんだろう。子守の付き人と連絡をとりつつ、親元の意向が反映されたのだろうか。それとも預け先の子供と同様の教育を受けていたのか。たとえば敵の人質なら勉強させ…

『麒麟がくる』第3回

今回は「うちの父もうオワコンだからお前と一緒にガンバランバ。よろしく!by義龍」の回。道三(利政)なんか嫌いじゃー!と吠えてた光秀(十兵衛)は迷うことなく了承。でも方向性を話し合おうぜと釘を一本さすことを忘れないあたりが知恵もの。 あとは帰蝶…

『麒麟がくる』第2回

1547年、戦国時代ど真ん中。俺は今楽しいぞ。by兵長 史上最も美男に描かれた斉藤道三(利政)ですが、考えたら商人が戦をするってすごく難しいことなんじゃないだろうか。それとも士農工商の身分制度がゆるい時代だからそうでもないのか。道三もそこはわきま…

『麒麟がくる』第1回

CGとドローン多用のオープニングが続く中、今回は人物(というか人影)にフォーカスしてていい感じです。作中いきなりの襲撃シーンで細かな殺陣指導やワイヤーアクションの手作り感もいいです。調整しすぎた色彩だけがよく分からない。この時代に絶対ないで…

『麒麟がくる』色彩

大河の画面がやけに明るく色鮮やかになって随分になりますが(昔は陰翳礼賛もいいところで、幼心に恐怖を感じるほど暗かった)それにしても『麒麟』は規格外すぎるでしょう。 山の緑や田畑の黄緑がハレーション起こしているし。 炎はターナーの輝くオレンジ…

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』

やっと2020年大河ドラマ『麒麟がくる』が始まりました! 帰蝶役の女優有責の2週間遅れだけど賠償が大変気になるところ。国の予算が絡んでるから取れるとなると絶対とるけど、誰かの忖度でなかったことにもなりそうな気がする。森友学園問題みたいに。 問題の…