うたかた日記

ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし  鴨長明『方丈記』

『麒麟がくる』第2回

1547年、戦国時代ど真ん中。俺は今楽しいぞ。by兵長

史上最も美男に描かれた斉藤道三(利政)ですが、考えたら商人が戦をするってすごく難しいことなんじゃないだろうか。それとも士農工商身分制度がゆるい時代だからそうでもないのか。道三もそこはわきまえて机上で兵法を勉強していたようです。

『戦は数ではない』がモットーだ!と言いつつ「あれ誰のセリフだっけ」ととぼけたことを言う道三。そしてモットーに従って打ち出した策が落とし穴と細道で退路を断って狙いうち。小学生男子の発想レベル。これじゃ保たないよ〜って光秀(十兵衛)でなくても思うよね。

道三って好きに商売したいがために下克上したんじゃなかろうか。上に武士がいると無理難題ふっかけられたり制約受けたりしそう。力があれば気に入らない婿を毒殺だってできる。放映後、伊右衛門ワードでネットがザワザワしたようですが、自社キャラがお茶で毒殺ってサントリー的にはどうなの。キリンじゃなくサントリー来た!とか言われてむしろ美味しい?

ちなみに子孫の土岐隼一氏(声優)によると道元による土岐頼純毒殺は一族では定説らしい。この隼一氏、年齢・容姿ともに頼純で充分いけるのでキャスティングされなかったのはちょっと残念。

大活躍の道元に対し反対の意味で大活躍の信長パパですが、「帰って寝るか……」で一気におもしろ枠ゲット。嫌いじゃない、この落差。

最後に光秀。「はぁ!?」って何回言うねん。反抗期か。