うたかた日記

ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし  鴨長明『方丈記』

『麒麟がくる』第1回

CGとドローン多用のオープニングが続く中、今回は人物(というか人影)にフォーカスしてていい感じです。作中いきなりの襲撃シーンで細かな殺陣指導やワイヤーアクションの手作り感もいいです。調整しすぎた色彩だけがよく分からない。この時代に絶対ないであろうカラフルな着物の色もよく分からない。

キャストはまだいまいちピンとこないかなぁ… 悪くはないけどこの人でなくても感。

長谷川博己の光秀は楽しみ。真面目と珍妙がいいバランスの俳優ですよね。マザコン風味(伏線)もナチュラルに全開でした。

でも足利家(向井&谷原)はまだしも秀吉(蔵之介)利政(本木)の不自然な優男枠、あげくに信長がホビットのサムみたいな染谷将太。意外性を狙うのは緒形直人('92年 信長役)の二の舞になりそうで不安。

あ、今気づいたけど今年は幼年期がない。光秀(十兵衛)いま何歳なんだろう。