うたかた日記

ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし  鴨長明『方丈記』

節分と恵方巻

追儺の行事が好きなので節分には京都で豆まきや鬼や奉納舞をハシゴしたものです。京都人は追儺大好き。

節分とは立春の前日であり、立春とは春の始まり、すなわち新年(旧正月とは別物だけど日付はニアミス)。昔から宮中では正月に恵方に向けて餅を飾る風習があるそうなので、恵方へのこだわりもそのあたりからきているのではないだろうか。そこに大阪商人発案の海苔巻きが加わって、節分に恵方に向かって巻を食べる風習の完成。ややこしい……

今年の恵方は西南西やや西。ちゃんとそっちを向いて海苔巻き食べましたよ。

具だくさんすぎて海苔で巻ききれず途中でバラけたのは不可抗力。