うたかた日記

ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし  鴨長明『方丈記』

2020年

昔、映画『ブレードランナー』にはまって『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』を読んだ。そこからS.F.(サイエンスフィクション)にはまったのだけど、この作品の舞台設定がたしか2020年あたりだった。

そう考えると今はかつてのS.F.な未来なんだ、ビックリ。

ル・グィンの『闇の左手』や『ゲド戦記』もあの頃読み込んだなぁ。

ジブリの『ゲド戦記』にはがっかりしたけど、原作者も映像を観て地団駄踏んで激怒したと聞いて笑ってしまった。宮崎駿さんが映像化を申し出たときは上から目線で断ったくせにね。

まぁでも、確かに原作とは違和感がありすぎたよね。

フィリップ・K・ディック作品からは『高い塔の男』以来離れてしまったけれど(ラストを八卦で決めたと聞いてそれはなげやりすぎないかと…)良い機会なので2020年の内に再読しよう。